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カンテ・フラメンコを歌おう

カンテがフラメンコの中心であることはよく知られているのだが、これを実際に歌える日本の愛好家は多くない。
ここでは、カンテを歌えるようになるきっかけになりそうな二つの教材を見ておこう。

ひとつはエンリケ坂井のCD付き教則本「フラメンコを歌おう! 」だ。改訂されながらロングセラーを続けている。



取り上げられている曲はこの4つ。

1.カルロス・サウラの「フラメンコ」でおなじみマンサニータの『ベルデ』
2.セビジャーナスの『エル・アディオス』
3.スペイン古謡の『アンダ・ハレオ』
4.ファンダンゴ・デ・ウエルバ

このように、あまりフラメンコ的ではない、かなり日本人にやさしい選曲になっている。
歌詞の意味についていろいろ説明があるほか、発音についてもかなり丁寧な解説がなされているうえに、カタカナでも表記されている。楽譜もあり、とにかくわかりやすい。


さて、もうひとつは、スペイン人によるカンテ教則DVDがついに出たということで注目を集めているメレンギートの「カンテ・フラメンコ・パソ・ア・パソⅠ」だ。



取り上げられている曲はこれも4つ。

1.アレグリアス
2.エストレマドゥーラのタンゴ
3.トナー(マルティネーテとカルセレラ)
4.カーニャ(締めはソレア)

こちらは、かなりしぶい選曲になっている。当然ながら、骨のある内容だ。
歌詞には対訳が付いていないが、解説の部分は小冊子に要点が書いてあり、また日本語吹き替えでも再生できる。コンパス、構成などについての解説はとても明解で、さらに、歌っているあいだ、画面のわきでコンパス時計がまわっている。

本格的なカンテであるだけに、DVDを見ているだけでも楽しめる。
日本ではアクースティカなどで販売されている。

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